龍虎同盟のドラの投稿です。ドアラよりもシャオロン派
人生が一変した開幕延期
新型コロナ騒動で揺れ動いたプロ野球開幕
シーズン開始が遅れたことで人生が一変した選手がいた
キューバ出身捕手アリエル・マルティネス
昨年までのウエスタン・リーグ出場数は以下の通り
2018年 捕手 24試合
2019年 捕手 7試合 一塁手9試合
DHでの出場はカウントしていないが
正直な話、昨年までの使われ方であると、今シーズンに一軍のマスクをかぶる姿は想像できなかった
一昨年は、2軍メインは加藤、杉山で、たまにマスクをかぶる程度であったが
思ったよりきちんと守れていたため、守備型の捕手である印象を残した
一昨年は捕手としてもほとんど出場することはなく、主に1塁を守っていたスティーブン・モヤのトレードにより空いた1塁及びDHでの出場が多かった
その中で、OPS0.700を超えるなど、光る打撃力を時折見せていたが
助っ人外国人として求められるような打撃力を十分に見せているとは思わなかった
キューバリーグでの成績は、2018-2019シーズンこそ68試合出場の打率.264、本塁打6、28打点と健闘したものの、2019-2020シーズンはほとんど出場しておらず、4試合出場の打率.250、本塁打・打点ともに0と、お世辞にも良い成績ではなかった
シーズン開始前、新型コロナの影響で誰が開幕マスクをかぶるのか?昨期最多出場の加藤、捕手としての能力が高くパンチ力もある木下、、六大学三冠王の新人郡司、ベテラン大野、プロスペクトのキャプテン石橋、復活の桂
誰がシーズンの中心となるのか検討もつかなかった中、アリエル・マルティネスの名前は殆ど出なかった。。。
正直な話、あのまま3月に開幕していれば、開幕は加藤、郡司、木下でスタートし、場合に応じて大野との入れ替え、石橋の抜擢で過ごしただろう
6月に開幕が決まり、実際に加藤、木下、郡司で開幕はスタートしたのだが、あまりにも難しい調整の中、攻守に渡り新人郡司の調子があがらない
石橋はなるべく捕手として二軍で育てるべきであろう
桂は怪我、大野が上がるか??
そんな中、練習試合から一際目立つ存在としてアピールしていた男に白羽の矢がたった
主に一塁出場であったが、公式戦で2試合に出場し、打率.571、1本塁打、2打点
もともと高い守備力を保持していたため、打撃能力が上がれば支配下登録は必然だったのかもしれないが、一軍が切迫した状況でタイミングよく覚醒していたことは幸運の他ない
いや、しっかり3年間準備してきたことが身を結んだと思う
わくわくする外国人捕手
外国人捕手と聞いてワクワクしないプロ野球ファンはいない
長年プロ野球ファンをしていても全く発生しないレアな事象
中日ではディンゴが2000年に1試合だけマスクをかぶったことがあるが
捕手登録された外国人はNPB自体実に29年ぶりだそうだ
正直な話、全球団のファンが注目したと思う
それぐらい魅力的な抜擢
私も久々に興奮した笑
プレースタイル
以前は軽打のシェアなバッティングの印象が強かったが、今季に限ってはパワー満点かつコンタクト力の高い打撃をファームでは見せていた
1軍でもそれはかわらず、さらには何としてもバットにボールを当てるんだという粘りの打撃も見せていた
怪我をする直前は、インコースを意識させられて外のボールで崩される打席が目立ったが、必ず克服すると期待する
捕手としての守備力はもともと高く、キャッチング、フレーミングは1軍クラス、光るところはブロッキング、時折見せる投手への気配りは日本人捕手でもなかなかできるものではない
あの元日本代表捕手で辛口の里崎智也氏もYoutube里崎チャンネルで絶賛
『しっかり準備できて前に落とす体勢であるため、ブロッキングがうまい』と、ブロッキングの旨さ、パスボールの少なさで驚異的な数値を誇っていた里崎さんが言うなら間違いない
今年行われた里崎智也の講演会に私も行ったのだが、そこでもアリエルの捕手能力の高さを絶賛していた
実際に見定めた人物も仰天?
2018年に同じくキューバの投手ライデル・マルティネスとマルマルコンビとして来日したアリエル・マルティネス
先に支配下登録されたライデルと比較して、当時の指揮官森繁和氏は今シーズンの解説でも
期待してなかった、最終的にはブルペン捕手になるんじゃないか?と思ってたらしい。。
森さんのことなので冗談半分ではあるだろうが、そう思っていても不思議ではないぐらい、昨期までのアリエルでは今シーズンのここまでの活躍は期待できなかった
守備力の高さは見て取れ、本当に打撃だけだったので、体格のいいアリエルがふとしたきっかけで覚醒することは可能性としては全然あった
もっと去年一昨年から注目していればなぁ笑
中日の代表からキューバ代表へ
今シーズンも苦戦している中日の捕手事情
残念ながら途中で怪我離脱してしまったアリエル待望論が早くも立っている
9月6日に2軍で復帰の出場を果たしたため、1軍への復帰は本当に近くなっている
球界に外国人捕手旋風を、アリエル旋風を再びたてることができるか?
将来は他の捕手陣を押しのけ中日の代表捕手へ
さらにはキューバ代表捕手へ
WBCキューバ代表として日本代表に相対するアリエルのことを未来に夢見て今後も応援していきたい
コメント